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小学生の女の子




去年のちょうど今頃、雨がしとしと降る夕方のことでした。
用事があったので私は家路を急いでいました。
ふと前を見ると向こうから小学生低学年くらいの女の子が、こちら側に向かって
歩いて来るのが見えました。
大き目の赤いランドセルしょって(小さい子だったので1年生くらいかも)、
黄色い帽子をかぶってました。

手にピンクの傘を持っているのに何故かさしておらず、
ちょっと不思議に思って近づいてくる彼女をじっと見ていました。
すれ違うときに気がついたのですが、傘をさしていないのに
雨に濡れていないように思いました。
気味が悪くなってすぐに目をそらし、足を早めました。
少しして気になってもう振り返ると、さっきすれ違ったはずの
女の子が何故か私の5mくらい後ろをついて歩いていたのです。

すれ違ったのだから、彼女が進むべき方向は私とは逆のはずなのに。
私は急に怖くなって歩く足を早め、少し小走りになりました。
夕方だったので人通りはありましたが、あたりに他の小学生は
ひとりもいません。見間違いではないのです。
少ししてまた振り向きました。
そしたらさっきと同じくらいしか距離がひらいていなかったのです。
女の子はすれ違う前も後も歩くペースは同じように思えました。
傘をもてあそぶように道端の塀や門をコツンコツン叩いたり、
うつむきながらノロノロ歩く感じで、走ったりはしてませんでした。

怖くなった私は走り出しました。幸い家はもうそこに見えてます。
一本道で30m程先に家があるので、あとは猛ダッシュでした。
玄関のカギを開け、ドアを閉める前にもう一度だけ振り返りました。
するともう彼女はいなかったのです。
見通しの良い一本道なので、隠れる場所もなさそうなんですが・・・
でも振り返ったとき真後ろに居られるよりは消えてくれたほうが
ずっと良かったので、安心してカギを閉めました。



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2018-10-18 20:53 : こわい話 : コメント : 0 :
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