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105号室




ある男性(以下Aさん)が、
あるアパートに引っ越したときの話です。
交通便や立地が非常に良く、何より住人が良かったそうです。
その引っ越したアパートには、105号室まであり、
101号室には面倒見のよい年配の男性、
102号室には仲睦まじい若い夫婦、
103号室にはそれはそれは綺麗なお姉さんが住んでおり、
104号室にはAさんが住んでいました。
しかし、105号室の住人だけ姿を見せませんでした。
朝夕会うだけで、みんな機嫌良く挨拶を返してくれました。
彼は一人での都会生活に慣れてはいませんでしたが、
非常に充実した毎日を送っていました。
ある夜、となりの105号室の壁をドンドン叩く音が・・・

ドン!!
ドン!!

ある時、「次壁を叩いてきたら、叩き返してやろう」と決めました。

ドン!!

壁を叩く音がしたので、こっちからも叩き返しました。

ドン!!

すると相手は、叩く回数を増やしてきました。

ドンドン!!

こっちも負けてはいられないと、

ドンドン!!

と返しました。

そのまま回数は増えていき、Aさんは呆れつつも怒り、
「おい!文句があるなら俺の前で言え!!!」
と怒鳴り散らすと、その音は消えました。
やっと終わった・・・と、胸をなで下ろした瞬間、

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!

数え切れないほど壁を叩いてきました。
Aさんは絶えきれなくなり、そのまま家を飛び出し、
近くのコンビニで一夜を過ごしました。
次の日、自分の部屋に戻り、不動産会社に電話することにした。
105号室の住人について怒っていたのです。
すると、不動産会社はこう言いました。
「あなたの住んでいるアパート、あなた以外誰も住んでいませんよ?」



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2018-11-13 21:13 : こわい話 : コメント : 0 :
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