峠の山姥

438 本当にあった怖い名無し sage 2011/08/06(土) 13:40:57.24 ID:ewYkBPXlO
初書き。長文になる申し訳。1。

ばばん家に行く道程で、峠を越す。その峠で、山姥みたいなばあちゃんをよく見かけていた。封鎖された道のど真ん中で、おいでおいでって毎度手招きしてくる。何時から見えてたかは覚えてないが、通る度に見ていたもんだからいい加減慣れてしまった。
確かあれは高校の時だったかな。自室で寝ていたところ、夢を見た。

夢の中で俺は5歳ぐらいの男の子になっていて、青色の着物を着ていた。
場所は古びた寺か神社。
女の子もいた。同じ歳ぐらいの、おかっぱで赤い着物を着ていた。
俺と女の子は、じゃんけんをして、かくれんぼをし始めた。
負けたのは女の子。柱に顔を隠して数え始める。
隠れる場所を探していた俺は、ふと目の前に階段を見つけた。上がってみると、そこは屋根裏部屋のようで、隠れる場所にもってこいな場所だった。
体育座りをして、こっそり下を覗くと女の子が俺を探している。でも女の子は一向に階段に気付かない。
バタバタ走り回る様子を見ていたんだけど、見つけられないからか女の子が泣き出してしまった。

これはまずいなと階段を降りようとした時、急に左腕が締め付けられるような痛みを覚えた。
見たら、階段を上がってきた、あの峠のばあちゃんが俺の腕を掴んでる。その顔が、マジで山姥みたいな恐ろしい顔をしていて、俺は叫びながら慌てて走り出した。
寺?を抜けて、走りながら後ろを見てみると、女の子とばあちゃんがおいでおいでって手招きしている。
そこで目が覚めた。俺は二段ベッドの上で、壁側に背中を向けて寝ていた。
うわあ、あのばあちゃん夢にまで出てきちゃったよ。なんて思ってたら、まだ左腕に違和感がある。腕を捕まれてるような感覚。
これはヤバい、今後ろを向いたらヤバいって何故か思った。慌てて起きて、その日は母親の部屋で寝たんだが。
その日から、峠を通ってもばあちゃんを見なくなった。どこ行ったんだろ。
これで終わり。

関連記事
2017-08-19 17:25 : こわい話 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

PR

カテゴリ

検索フォーム

メールフォーム

PR